2007年09月01日

旧式エレベータ

以前(10年以上前)は,ヨーロッパの各地でたびたび目撃したような気がするこういうタイプのエレベータ:
elev00.jpg

最近あまり見かけなくなったが,夕べ泊まったブリュッセルのホテルで久しぶりに経験したので記録。もっとも,そばにある新型の(普通の)エレベータが点検か故障で使えず,一時的に供用していただけのようだったが。

要するに次のような構造をしている。廊下のボタンを押すとエレベータがやってくる。そこまでは普通と同じ。停まると扉のロックが解除される。扉は横にスライドするのではなく自分の手で手前に引く。乗り込んで扉を手で締め,ボタンを押すと動き出す。ただし,こうなっているのでかなりこわい:
elev01.jpg elev02.jpg

普通のエレベータでは,外側と箱の両方にスライドする扉が付いているが,このタイプのやつでは概して外側の扉しかなく,したがって動いているときは右写真のブレで分かるように目の前を外側の扉や階の間の壁が通り過ぎていく。まぁ速度がかなりゆっくりなので,触れる程度なら怪我などしないが,それでも服や靴を挟まれたら一大事だろう。

欧米では,たとえば電車が発車するときのベルや放送がない場合がある。時間になるととつぜんドアが閉まってすーっと動き出す。車内放送などもほとんどない。自分の下りる駅は自分で責任を持って確認しなければならない。同様に,こういうエレベータに乗るときは,よほど自分で注意していなければならない。万一服を挟まれたりして怪我しても,日本のように設置した側がすべての責任を取る,という文化ではないのである。

ちなみにこのエレベータ,Schindler 社製だった。
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2007年08月30日

crocs(その3)

ベルギーでも大フィーバー中のようで,店先のワゴンに山積み。値段は1足20ユーロ程度で日本やアメリカよりも安い。

子供ばかりだが(それは日本でも?)この写真の中だけで5人も履いている:

crocs_be2.jpg

crocs_be1.jpgcrocs_be3

アントワープ中央駅前にて。
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2005年08月30日

白川氏を探す話

コンピエーニュに来る直前に,こちらでの勤務先の大学関係者とたびたびメールのやり取りをした。ほとんどが仕事上の用件だったが,中には親切な人がいて,この町で生活するにあたってのいろいろ役立つ情報を事前に教えてくれた。買い物はどこでできるか,公園や散歩コースはどこがいいか,等々,実際にも役立つ情報で感謝したのだが,それらの情報に混じって,コンピエーニュで日本の文化に触れたいのならどうのこうの,という情報があった。

1年も2年もここで暮らすのならそういう必要もあるかも知れぬが,ほんの1か月程度の滞在の間に,なぜわざわざ日本文化に触れる必要があろう。まぁ中には異国にやってきて数日でホームシックにかかってしまい,日本語が喋れるコミュニティや日本料理店が必要になる人がいるのかもしれないし,せっかく好意で送ってくれた情報なのでそのメールは有り難く受け取った。

受け取りはしたが,当該の部分はあまりちゃんと読まなかった。まったく読まなかったわけではなく,英語で(私はフランス語はあまり得意でないので,メールのやり取りはすべて英語である)「日本文化に関しては Shirakawa さんに連絡を取るとよい」というようなことが書かれているのは,なんとなくだが読んだ(なんとなくなので,はっきりそう書かれていたかどうかは知らないけど)。こちらはもとより僅か1か月の間に日本文化に触れる必要などないので,その白川さんとやらに会う必要もないが,そういう人がコンピエーニュの町に住んでいるんだなぁ,という程度の知識は得られた。

さて,こちらで生活を始めてしばらく経ったある日,街路の標識や看板を見るともなく眺めながら歩いていたら,ある看板に日本の国旗が描かれており,その横に "Shirakawa (Japon)" と書かれていた。その上に何やら数単語のフランス語が書かれていたが,知っている単語ではなかった。Shirakawa って誰だろう,と思いかけてすぐに,そうだあの先生からのメールに書かれていた人の名前も確か Shirakawa だったな,と思い出した。白川氏は,道路の看板に名前が出るほど有名な日本人なのか,とちょっと興味が湧いた。

さらにしばらくして,昨日書いた Carrefour(交差点)の看板に,何と "Carrefour de Shirakawa" というのがあるのを発見した。確かに Shirakawa である。一体この白川氏は何者なのだろう?

家に帰り,さっそく Google に "Compiegne Shirakawa" と入れてみたら謎が解けた。白川氏と思っていた Shirakawa は,福島県白河市のことで,コンピエーニュ市と姉妹都市提携を結んでいるとのことだった。
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2005年08月28日

オールバック

日本では,店や商品の名前によく外来語が使われる。カタカナ語やアルファベットだと何となくカッコイイからという感覚があるのだろう。中でもフランス語は,英語などに比べて語感がいいのか,ハイセンスな商品やちょっぴり高級志向な店の名前に多用される。ただし,フランス語なら何でもいいというわけではもちろんない。一度,東京のどこかで「カフェ・シルブプレ」という名の喫茶店に遭遇したことがあるが,たまたま同伴していてそれを目撃したフランス人によれば「あまりにも可笑しい」とのことだった。

欧米でも,商品名などに自国語以外の言葉が使われる場合があるが,多用されるというほどではない。日本では,日本語の商品名よりも欧米語由来の商品名のほうが多いくらいだが,フランスではもちろんフランス語の商品名が圧倒的に多く,次はおそらく英語である。これは私の場合だが,フランスの街を歩いていてたまに英語の看板に出会うとホッとする。

今日も散歩中にこんな英語の看板に出会った。

ALLBACK

最初は,美容院か理髪店だろう,と思ったのだが,なぜ電話の絵が? ガラスのところには,CYBER INTERNET - JEUX LOCAL ET EN RESEAUX などと書いてある。

よく見たら,オールバックではなくて最初の C が剥がれ落ちていた。(よく見なくても,オールバックという名の美容院があったら可笑しすぎか。あれは和製英語だろうし…)
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2005年08月15日

メトロのバギー

石畳も難儀であるが,パリのメトロに乗るのも難儀である。

概して駅が古くて小さいので,エレベータやエスカレータはほとんどない。乗り換え駅などは迷路のようで,階段を上り下りしなければならない。一度上って少し通路を歩くとまた下り,さらにまた上る,というような駅もけっこうある。乗り換え自体は案内表示がしっかりしているので分かりやすいのだが。

最も難行なのは,改札の通過である。パリのメトロは入口に自動改札機がある。最もよく見かけるタイプは,切符を通すと,前方にあるバーが緩んでそれを押して通過できるというものだが,そのバーがただの蝶番式ではなく,正四面体の3辺というか三脚の脚部が横に出ているような格好をしているので,人は通れてもバギー(や大きな荷物)は通れないのだ。

いちおう,自動改札が並んでいる脇に,開け閉めできる柵があるのだが,いつも駅の係員がいるとは限らず,頼んで開けてもらうのには時間がかかる。したがって,妻と私のどちらかが息子を抱いて,もう1人がバギーを畳み,三脚型バーに引っかからぬように上に持ち上げて改札を通過するはめになる。2人でもこうなのだから,バギーの子供と親1人でメトロに乗るのはほとんど不可能と思われる。(実際,Web上を検索してみたら,そのような体験談がたくさん書いてあった。)

メトロの車内もとても狭い。その上,混雑するときは東京の地下鉄並みに混むので,バギーごと乗せると顰蹙である。1人が抱いて,1人が畳んだバギーを持ち込むことになる。感心なのは,子供を抱いてメトロに乗ると,ほぼ必ず座席を譲ってもらえることである。
posted by gecky at 08:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 外国文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

石畳

パリの街を歩いていると,ときどき道路(車道や歩道)が「石畳」になっているところがある。フランス語では pave(パヴェ)と言う。日本でも,神社の境内や観光地の遊歩道などではよく見かけるが,ごく普通の生活道路が石畳なのである。パリに限らずヨーロッパの古い町は同様で,コンピエーニュにも石畳の道が多く残っている。

以前は,旅行中などにそういう石畳の道に出会うと,何とも風情があって靴底の感覚も愉しくて素敵だと思った。が,いまは違う。1人で歩く場合はよいのだが,バギー(フランス語では poussette と言う)を押して歩くのはあまりに難儀だからである。石畳でない(アスファルトやコンクリートで舗装してある)部分や迂回路があればよいが,ない場合,そのまま突っ込むとバギー内の息子は全身バイブレータ状態になるので,仕方なく抱いてやる。すると空になったバギーは石畳の上を飛び跳ねて進むようになり,持ち上げて歩くほうが楽なくらいである。

我々が使っているバギーは,MACLAREN 社(F1 の McLaren 社とは別)製の比較的頑丈な造りのもので(ちなみにフランスでは MACLAREN のバギーをよく見かける),砂利道を歩いてもビクともしないのだが,石畳の連続にはどうにも耐えられない。
posted by gecky at 08:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 外国文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チップ

アメリカほどではないが,フランスにもチップの習慣がある。旅行者や短期滞在者が経験するのは,頻繁な順に,レストランやカフェ,タクシー,ホテルのボーイだろうか。我々は,ボーイを必要とするホテルにはあまり泊まらないし,タクシーにもあまり乗らないから,日常的に必要となるのはレストランやカフェである。

日本語の旅行ガイドブックなどには,レストランでは5%,と書いてあることが多い。3〜5%と書いてあるものもある。しかしそれは目安であって,きっちり5%チップを置く必要はない。たとえば2人で食事をして勘定が16.50ユーロだったとする。その5%は0.825ユーロだから,元の金額に足して切り上げると17.33ユーロになる。が,33セントを財布から探して出すことはなく,17ユーロ置けばだいたいよい。もしもお店のサービスがとてもよく,料理も美味しくて,チップが3%少々では申し訳ないと思ったら,17.50ユーロ置けばよい。

16.50ユーロの勘定で,20ユーロ札しか持ち合わせがない場合は,それを支払うとお釣りが3.50ユーロ戻ってくるから,そのうちの50セント玉だけを残して取る。あるいは,1ユーロ玉を残してもよい。お店の側もよく心得ていて,たとえば15ユーロちょうどの勘定に20ユーロ札を出した時にお釣りを5ユーロ札で寄越すようなことはしない。お釣りの中からチップを残せるようにわざわざ細かい硬貨の組み合わせで出てくる。それも2ユーロ玉1枚+1ユーロ玉2枚+50セント玉2枚のような寄越し方をする。一瞬,どうしてこんな細かくするんだ,と思うが,それはその中から50セントあるいは1ユーロをチップとして残せるような配慮(?)なのだ。
posted by gecky at 08:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 外国文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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