2010年06月21日

今日の逸品

R2D2型USB接続の加湿器。頭の上から蒸気を出す:

R2D2

ちなみに,私のオフィス入口に鎮座している実物大(?)R2D2は「ゴミ箱」である。あれはかなり高価だった。
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2010年02月17日

素敵な真っ白な電子辞書

ちょっとした必要があって某通販サイトで電子辞書を購入した。Webで注文した1時間半後に「出荷しました」というメールが来るレスポンスの良さには,いつものことながら感心。

翌日に手元に届く。さっそく箱を開けて本体を取り出し,電源を入れる。ピーと音がして広い液晶画面が真っ白になる。10秒。何も起こらない。20秒。何も起こらない。あれ?

マニュアルを見る。最初に電源を入れると,自動的に初期設定動作に入ります。しばらくすると,日付と時刻の設定メニューが出ます。などと書かれている。なるほど,これは初期設定動作中なのか。

1分経過。何も起こらない。画面は真っ白のまま。ずいぶん時間のかかる初期設定である。2分経過。何も起こらない。3分経過。まぁいいや,少し放置しておこう。

10分経過。画面は真っ白のまま。どうもおかしい。もう一度マニュアルを広げ,「困ったときは」のページでリセットの方法を調べる。裏側にリセットボタンがあるのでそれを押すと,ピーと音がして再び画面が真っ白になる。1分経過。何も起こらない。しかも,よーく見ると真っ白の液晶画面に横方向に何本か緑と青の線が走っている。

購入元の通販サイトのカスタマサービスに電話。こういう状態なんですけど,これって初期不良では? そうかもしれませんね。お手数ですが,納品書の裏に状況を書き込んでそのまま着払いで送り返してください。

この対応の良さにも感心したが,せっかく1日で入手したのに,150冊分の辞書を内蔵しているという電子辞書は未だ体験できず。
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2009年09月10日

シール

こんなシールが大量に出てきた。

seal5.jpg

さて,これは何をするためのシールでしょう? 早押しスタート。
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2008年02月28日

いーたっくす

2年前にこんなことを書いた。最後に,来年こそは,と書いてあるが,すでに再来年になった。

インターネット上で税金の申告ができるようになったのはだいぶ前のことだが,一般個人ではほとんど使う人がいなかったと見えて,今年になって国税庁は大胆な普及作戦に出た。e-Tax すなわち国税電子申告納税システムを使えば,税額5000円控除,である。所得に対する課税額を5000円控除,ではなく,税額そのものを5000円控除。要するに,源泉徴収されている場合,電子申告すれば5000円返ってくるのだ。(ちなみにその「電子証明書等特別控除」は,今年と来年のいずれか1年分に限る,という期間限定。)

5000円のため,というわけでもないが,2年前からいずれは試そうと思い続けていた e-Tax に今年ようやく挑戦。Web上の説明書きを読むだけで,恐ろしく七面倒であろうことが予想されたが,実際,恐ろしく七面倒であった。以下がその奮闘の記録。

まず必要な道具の準備。PCはインターネットにつながればOK。Javaアプレットを使うのでJREの最新版をインストールしておく。これにICカードリーダを購入。FeliCaが読めるカードリーダ内蔵のPCなら既に持っているのだが,「公的個人認証対応ICカードリーダ」でなければならない,とWebに書いてある。何が違うのかよく分からないが,調べてみたら1台3000円程度なのでオンラインショッピングで発注。翌日に届く。

次に,電子証明書を取得するため,市役所に行ってICチップ付き住基カード(住民基本台帳カード)を申請。これは,世間を賑わせた住基ネット導入直後に作ってみようかと思ったまま作っていなかった。地元の市役所の専用窓口には「現在,住基カードの申請者が非常に多いため,長くお待ちいただく場合があります」などと書かれていたが,その掲示に反して他の申請者は1人もいない。もしかして,この掲示も国税庁の普及促進活動の一環?

住基カードは,顔写真付きと顔写真なしが選べる。発行手数料はどちらも500円で,有効期限は10年。写真付きにすると,運転免許証などと同等の公的証明効力を持つというので,そちらにしてみる。顔写真はその場で無料で撮ってもらえた。

これに電子証明書情報を書き込んでもらう。窓口のキーボードでパスワードを設定。いずれは,運転免許証やパスポートなどの公的証明書もICカード化されて,そこにも電子証明書を書き込めるようになるのだろうが(あれ? 運転免許証はもうICチップ内蔵だっけ?)いまのところ e-Tax を使うには住基カードを申請する必要があるようだ。電子証明書の有効期限は,内容に変更がなければ3年。発行手数料500円。証明書自体はICカード内に情報として書き込まれるだけなので,その「写し」を紙面でもらう。この辺りからして,情報処理の知識が十分にないと容易には理解できなさそうである。「公的個人認証サービス利用者クライアントソフトウエア」のCD-ROMももらう。

結局,初期投資額として3000+500+500=4000円。特別控除額5000円のほとんどはこれで消えるのか。なぁんだ。

さて,これらの準備をして,いよいよ申告。と思ったが,その前にやること多すぎ。

役所でもらってきた「クライアントソフトウエア」をインストールし,ICカードリーダに差し込んだ住基カード内の情報がちゃんと取り出せるかとその有効性を確認する。

次に,所轄の税務署に「開始届出書」を提出。これもオンラインで即座にできる。ルート証明書をインストールし,開始届出書にいろいろと個人情報を記入してこれを送信すると,即時に通知書が届く。これをもとに利用者識別番号を照会する。この番号が今後の手続きに必要。

さらに,初期登録として,利用者情報の入力,電子証明書の登録,納税用確認番号の入力などを行う。e-Tax システムにログインし,ちゃんと初期登録が行えているかを確認すると,ようやく申告手続きに入れる。

所得税の確定申告書の作成手順は,従来のWeb上での入力方法(最後にPDFファイルが生成され,それをカラー印刷して税務署に提出できるやつ)とほぼ同様。一部,書類の提出を省略できる項目についてのみ,詳細情報の入力を求められる。ちなみに,源泉徴収票や各種保険料控除の証明書,医療費控除の添付書類(領収証など),その他いくつかの第三者機関発行の書類の提出が省略可能。領収証などをペタペタ貼ったり注釈を書き込んだりする手間がかからないのは断然楽だが,証拠を出さなくていいとなると,適当に書いちゃう人とかもいるんだろうな。いちおう,申告後3年間,証拠書類の提出を求める場合があります,となっており,緩やかに不正を防いでいる。

全ての項目を入力し,電子提出用データとして保存,そのファイルに印鑑代わりの電子署名を付与して送信すればめでたく完了。いろいろ試しながらやって所要約1時間だった。確定申告期間に限りシステムは24時間稼働しているので,深夜にも関わらず即時に受領通知が届いた。

しかし,これは来年また試行錯誤しなければならなさそうではある。うーむ。
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2008年02月26日

留守録

原因はよく分からないのだが,職場の電話でときどきこういうことがある。

留守録が残されているので再生ボタンを押すと,やおら呼び出し音が流れ始める。呼び出し音とは,どこかに電話を掛けたときの音である。やがて誰かが電話を取る。

「はい,もしもし」
(無言)
「もしもし」
(無言)
「もしもし,もしもし」
(無言)
(ガチャ)
ツーツー。○月○日○時○分です。以上で再生を終了します。

え,ちょっと待ってよ。

どうも,留守中にどこからか電話がかかり,留守録応答モードになった状態で自動的にどこか他の番号に転送されてしまい,その転送先で誰かが電話に出ると上のような状態になってしまうらしいのだが,不気味なことこの上ない。特に今日の録音のように「もしもし」の声の主に何となく心当たりがある場合は。

内線の交換機のバグなのかも。
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2007年08月15日

インクリボン

昔の段ボール箱からこんな物が出てきた。

pr201a.jpg

かつて PC-9801 につないで使っていた熱転写プリンタのインクリボンカートリッジ。しかも未開封状態。

開けてみた。

pr201b.jpg

もったいないなぁ。何か使い道ないかなぁ。

ついでに同じ箱からこれも出てきた。

asciifd.jpg

確か,雑誌の付録に初めて5インチのフロッピーディスクが付いたときのものだと思う。
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2007年03月18日

シュレッダ

仕事柄,機密書類というか個人情報満載の書類(成績表とか)を扱う機会が多いので,不要になったそれらを木端微塵にしてくれるシュレッダは必需品である。(そうか,木端微塵ってこう書くんだ。)

いちおう,共用の業務用大型シュレッダが常設されている場所があるのだが,使用頻度が増すにつれて,そこまで書類の束を運ぶのが億劫になってきた。同僚にさえ見られては困る機密書類も多々ある。

そこで,デスクサイドに小型のシュレッダを,と考えるのは自然の成り行きなのだが,困ったことに安物のシュレッダは,帯に短し恋せよ乙女,じゃなかった,命短しタスキに長し,あれ?

ずいぶん前に購入した安物の家庭用シュレッダは,細断幅8mmのストレートカットというやつで,これはまったく役に立たなかった。なぜなら,書類を投入する方向によっては,細断後のクズを見るとほとんど1行がそのまま読めてしまうからである。細かい字で印刷された表に,たとえば氏名・点数・順位が1行ずつ印刷されていたとして,その1行がそのまま読めてしまってはシュレッダの意味がない。

それで,機密性の高い書類は,共用の業務用シュレッダ(これはクズのサイズが3mm×15mmくらいになるクロスカット仕様)まで運んでそこで処理するようにしていたのだが,最近ようやくデスクサイドに秀逸な小型シュレッダを導入した。本体はさほど大きくないのだが,クズはこんな具合:

shredder.jpg

もちろんクロスカット仕様で,なんと細断幅2mm×8mmである。これならどんなジグソーパズルの名手にかかっても再現不能であろう。

で,喜び勇んで年度末の書類整理を始めたのだが,すぐに浮上した問題は,細断クズと静電気から引き起こされる深刻なる事態である。紙という物質は刻めば刻むほどその切断面からホコリを生じるのであって,結果辺り一面ホコリだらけになることが判明。

うーん。小型で強力な掃除機が欲しい。
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2006年11月21日

4つの数で10

車を運転しながら,前の車のナンバープレートの4桁数字を組み合わせて10を作るという遊びをよくやる。昔は電車の切符の番号でもやったが,最近は切符を買う機会はめっきり減ってしまったので専ら車のナンバーである。なかなか優れた頭の体操であると思う。

たとえば,「1 6 2 3」なら,1+6×2−3=10 とか,「7 1 3 8」なら,(7−1) ×3−8=10 といった具合にである。

この,4つの1桁整数に演算子を組み合わせて10を作るという遊びは,他愛ないようでいて実は奥が深い。演算子に何を使うか(四則演算とカッコ以外にべき乗や平方根などを使うかどうか)によっても可能性は変化するが,簡単のために四則演算とカッコのみを使う場合に限定しても,「0 0 0 0」から「9 9 9 9」までの1万通りの組み合わせのうち,いったい何%くらいが10になり得るのか。

奥が深い,と書いたのは,この問題を解くプログラムをエレガントに作る方法がなかなか見出せないからである。もちろん,4つの変数にそれぞれ整数を入れておき,演算子の組み合わせをすべて与えて10になるケースを探索すればよいだけなのだが(探索の計算量もどうってことはないだろう),演算子の組み合わせをすべて与える,という部分をコーディングするのがなかなか難しい。べき乗や平方根をも考える場合はなおさらである。

というわけで,これ,プログラミングの課題。if 文をいっぱい並べる,というのは少し芸がないので,できる限りソースコードが短くなるようなプログラムを任意の言語で作りなさい。>プログラミング好きな学生諸君
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2006年10月23日

旅コン博士

かつて,東京駅八重洲口に「旅コン博士」なる巨大な機械が置かれていたのをご存知だろうか? 正面に巨大な日本地図があり,各地の観光名所や目的地の駅名などにそれぞれ4桁くらいのコードが付けられていて,数台設置された端末からそのコードを入力すると,ドットインパクトプリンタから観光地の情報やそこへの時刻表などが印字されるというもの。誰でも自由に利用できて,いくら印刷しても無料だった。設置当初は,常に数台の端末の前に行列ができていたような覚えがある。インターネットなどなかった時代の話である。

幼時の私はこの機械が大好きで,東京駅を通るたびにわざわざ立ち寄り,用もない行き先の情報をせっせと印刷していた。入力するコードによって,つまり情報の内容によって,印刷されるページが異なり,少ないものだと連票式の用紙1枚だけで終わりだが,たとえば「京都」などは10ページ以上もあり,そういう情報量の多いコードを見つけるのが楽しみだった。

この機械,画面に表示するのではなく,紙面に印刷されてそれを持ち帰ることができるのがポイント。それなりのコストがかかったはずだが,確か大手パソコンメーカの某社がスポンサーで,初期の頃は用紙の下部にあらかじめ広告が印刷されていたような気がする。インターネット時代の発想を先取りしている。

そのインターネットが当たり前になり,しかも情報はなるべく紙にせず電子化したい今日となっては,無用の長物(実際に横幅は10メートル以上あった)ということか,さすがにもうなくなってしまったが,いつ頃まであったんだろうと思って調べてみたところ,2002年に運用終了,とある。意外に最近まで生き残っていたらしい。
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2006年09月24日

電子化の話(その8)

昔の知人に久しぶりに会い話をしていたら,やおら鞄から小型音響機器を取り出した。「オレまだこんなん現役で使ってんだよ。すごいでしょ。」と言うので見ると,なんとカセットテープ仕様のヘッドホンステレオである。いわゆる初代のウォークマン。私も持っていたし当時は大いに使い込んだが,もはや20年近く前である。以前所属していた某サークルに,10年以上同じカサを使っているという先輩がいて大いに感心したことがあるが,現役カセットウォークマンのほうが上かもしれない。

そういえば,学生(高校〜大学〜大学院)時代はけっこう長時間の電車通学をしていたので,常時ヘッドホンステレオを持ち歩いていた。最初はカセットテープ,その後MD仕様のに切り替えた。確か一時期CDを直接入れられる小型CDプレーヤを持ち歩いていたこともあった気がする。車で聞く場合も,最初はカセットデッキだったし,CDプレーヤ付きカーオーディオを使うようになってからも,最初は1枚ごとに抜き差しするので助手席にケース入りのCDを何枚も置いていた。こちらはその後6連奏チェンジャなども導入したが,電車でも車でもいつも出かける前には「今日は何を聞こうかな」と,カセットテープやMDやCDを前にしばし思案する時間があった。

そして幾星月,いまやごく当然のようにiPodである。仕事の関係でもらった60GB仕様のが現役機なのだが,60GBという容量は,音楽だけをAACエンコードで入れる場合,自分の持っているCDがぜんぶ入ってなおも余裕のあるサイズである。実際に全てのCDをコピーするのは多少の(かなりの?)手間が必要だが,ここ2〜3年ほど少しずつ移していったら,いつの間にかほぼ完了した。最近はオンラインストアで購入した音楽も増えてきたし,仕事で使う各種音源(研究用)も一緒に入れているが,それでもまだ20GBほどの空き容量がある。

毎朝車に乗り,iPodをカーオーディオへのトランスミッタのステージにカチャッとはめるだけで,自分の持っているすべての音楽がいつでも聴ける。さて何を聴こうか,としばし思案する。何のことはなく,出かける前の時間が車や電車に乗ってからに移動しただけなのである。(でも決まらないときはランダム再生モード。グールドのバッハの後にArrested Developmentが来たりしてなかなか面白いのだが,こういう聴き方,少々精神分裂気味かも。)
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2006年03月17日

電子化の話(その7)

4月から肩書きが少しく変わるので,新しい名刺をデザイン。住所,電話番号,FAX番号,電子メールアドレスなどを書きながらふと思った。FAXってめっきり使わなくなったなぁ。

自分からFAXを送ることはいまでも時々ある。頻繁にではないが,月に2〜3通程度か。それに比して,FAXを受信することは滅多にない。過去1年間に何通受け取っただろうか,と考えてみたが,ほとんど記憶にないので1年で2〜3通くらいだろう。

そう考えると,名刺にFAX番号を印刷する必要などないのではないか,と思う。名刺を見てFAXを送ってくる人など皆無に近いだろうし,どうしてもFAXを送りたいという人がいた場合は,電話か電子メールでFAX番号を問い合わせてもらえばよいだけのことである。FAX番号を削って空いたスペースには,WebページのURLでも入れておいたほうがよほど有用であると思う。

さて,なぜFAXを使わなくなったかといえば,言うまでもなく電子メールの普及であり,さらには地図のような画像データでも簡単に電子メールに添付できるようになったからである。送信する場合も,以前は学会への連絡や業者への商品の発注,ユーザ登録など,事あるごとにFAXを使っていたものだが,これもほとんど電子メールだしユーザ登録などもWeb上でほとんど済ませられる。

FAXで送られてきた情報を紙に印刷せず電子的に格納してくれるような装置もあるにはあるが,この時代に文字情報も図形情報もすべて画像にして送受信すること自体,なんだか馬鹿げている。FAXという技術が不要になるのももはや時間の問題だろう。

そういうわけで,私の新しい名刺にはFAX番号は入っていません。悪しからず。
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2006年02月15日

電子化の話(その6)

確定申告のシーズンである。

わけあって勤務先の年末調整だけでは申告できない項目がいろいろとあるので,ここ数年来欠かさず確定申告をしている。もちろん,追加納税するためではなく,払いすぎた税金の還付を受けるためである。

平成12年(西暦で書かないのは申告書類の表題がそうなっているから)までは,縦長のカーボン紙仕様の書式だったのが,平成13年に一新され,国税庁のWebページ上で申告書の作成ができるようになった。そればかりではなく,あらかじめ電子署名のための手続きなどをしておけば,申告そのものもインターネット上でできるらしい。

いずれはその電子申告 (e-Tax) も試してみたいが,電子証明書の取得手続きというのが面倒そうでまだ実現に至っていない。したがって,今年もやるべきことは,国税庁ホームページの確定申告書作成コーナーで,必要事項を順に入力し,そのままで提出できる状態の申告書を印刷することである。

このシステム,極めて,とまでは言わないまでも,なかなかよくできており,慣れてしまえば確かに便利である。が,月1回くらいの頻度で使うのならともかく,年に1回程度では,1年前にどうやったか覚えていない。その結果,毎年試行錯誤状態となる。分かってしまえば簡単なのだが,各種保険料控除や扶養控除のように簡単に入力できる部分はともかく,そもそも私が確定申告しなければならない理由でもある特殊な控除のための情報入力部分は,項目が多かったり別表を作らなければならなかったりでなかなか面倒臭い。

入力したデータは後で再読み込みできる形式で保存できるし,完成した申告書もPDF形式で保存できるが,途中の入力過程を翌年度にトレースできるような形で情報の保存ができればよいのにと思う。とはいえ,毎年少しずつ税制が変わったり申告書の書式が変わったりするので,前年のやり方がそのまま使えるということはないのだが。

でもって,税務署までこれ提出しに行くの面倒だから,来年こそはe-Tax…

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2006年01月09日

電子化の話(その4)

不要なものは捨て,必要なものは取っておく。掃除・片付け・整理整頓の基本中の基本である。しかしこれがなかなか難しい。不要か必要かの判断が難しいという場合もあるが,不要であることが分かりきっているのに捨てられないものがある。そのものへの「情」や「愛着」の所為である。しかも,時としてその情や愛着はなかなか説明し難い。

私は,結婚するだいぶ以前に,現在住んでいるマンションを購入して1人で引っ越してきた。しばらくは独り暮らしなので,とりあえず最低限の生活道具を運び込むだけにして,4LDKのうち3部屋には家具も何も置かず,2年以上「ひろびろ〜」と優雅な生活をしていたのである。ということは内緒にしておくが,最初にここにやってきた時に,それまで住んでいた家から1足の「スリッパ」を連れてきた。とりわけどうということのない安物のスリッパだったが,冷たい床の上ではなかなか重宝し,特に履きにくいわけでもないから,気にせず2年以上家の中で使い続けた。

やがて自然の摂理でボロボロになったので,新調すると同時にその慣れ親しんだスリッパはベランダの隅に追いやられた。まぁそのときに捨ててしまえばよかったのかもしれないが,ボロボロとはいえベランダでちょっと作業する時にでも履けるかなぁ,と考えたのだろう。

時が過ぎ,結婚して数か月経った頃,ようやく本来の生活感を得た4LDKをせっせと掃除していた妻にそのスリッパは発見された。ただでさえボロボロの上に,ベランダの隅に置いてから一度も使っていないのだから,埃だらけのゴミ以外の何でもないような代物になり果てている。

「これ捨てるね。」
「あ,ちょっと待って,それ捨てないで。」

それは,念願のマイホームを手に入れて最初にやってきた日に持って来た数少ないアイテムの1つなのである。したがっていまとなっては何とも感慨無量である。軽々しく捨てられるものではない。だがそういう事情を説明するのは至って困難だし,どう見てもゴミだよなぁ,これ。

「どうして?? こんな汚いもの取っておくの?」
「いや,あのね,それすっごく貴重なスリッパなの。」

とは言わなかったと思うが,手に取るのも憚られるような汚れ様に,やはり捨てるしかないか。

そういうことってありませんか? 他人が見たらどう見てもゴミにしか見えないのに,誰か特別な人に貰ったとか,特別な時に使っていたとか,それを見るとあの○○だった当時を思い出すとか。

しかし捨てるしかない場合の緩衝策(少しでも捨てることに関する心の傷みを和らげる方法)は,言うまでもなく「写真を撮ってから捨てる」である。そういう場合,デジカメほど便利な道具はない。特に愛着のないものであっても,「こういう物体を持っていたという事実を記憶しておきたい」だけの場合,写真に撮っておけば,書類のスキャンと同様,ほぼ無限個の「もの」が保管できるのである。

そうやって撮った写真は,もちろんプリントしてアルバムに貼る必要などない。いつか画面で見て「あーこんな物を持っていたなぁ」と思えばよいだけである。これも一種の電子化。でしょ?

着られなくなったのに思い出が詰まっていて捨てられない洋服があったら,デジカメで写真を撮ってから捨てるといいよ。
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2006年01月07日

電子化の話(その3)

基本は「スキャン」である。

紙媒体以外のメディア(写真や音声や映像など)については,いずれ詳しく書きたいが,紙ベースの情報はとにかくスキャナで読み取って捨ててしまうに限る。

現在私が愛用しているのは,FUJITSU (PFU) の ScanSnap というスキャナである。その筋では有名な機種であり,仕事場と自宅に1台ずつ置いてある。A4サイズまでの単片の書類をフィーダからガンガン読んでくれる秀逸な機種で,読み取ったデータはJPEGまたはPDFで出力してくれる。余計な機能がほとんど付いていないのもよい。

このスキャナを,常に使える場所に使える状態で置いておく。スキャンするためにスキャナをどこかから持ってきてケーブルを繋いで,という風にしておくとまずダメである。いつでも思い立ったときに書類を差し込んでボタンを押せばスキャンしてくれる,という環境が重要である。

何らかの書類が手元に届いたとする。一切不要ならゴミ箱に直行である。紙のまま保存しておかなければならない書類ならば,やむなくそのままファイルや引き出しに保管する。実際には,紙のまま保存しておかなければならない書類というのはそう多くはない。印鑑が重要な契約書の類くらいである。不要でもなく紙として必要でもない書類が,スキャンの対象となる。

私の場合,スキャンした書類を再び「印刷して」使うことは皆無に等しいので,解像度はコンピュータの画面で見るに耐える程度にしている。解像度を高くすると,ファイルサイズが大きくなるだけであまりいいことはない。ファイル形式は,何らかの単位で数ページ分をまとめてPDF形式にする。ひと目で内容が分かるファイル名を付ける。ファイル名の冒頭には,書類が作られた,あるいはスキャンした年月日を6桁の数字で付けておく。もっと細かいタグ情報(書類の内容に関する詳しい情報)を付けておけばより便利な検索ができるのだろうが,そういうことは個人レベルで完全にできるはずがないのでやらない。

ちゃんと「読めるように」スキャンされていることを確認し,原本の紙媒体はゴミ箱に捨てる。個人情報が記載されている書類はシュレッダへ。そういう作業をするたびに,これでいま捨てたこの書類がCD-ROM上の何ミリくらいの幅に収まったのだ,と思うことにすると,とっても気分がよい。

ちなみに,スキャンした画像を再度印刷したり,OCR(文字認識)にかけたり,という用途を考えると,途端に作業は難しくなる。解像度を上げ,水平を揃え,余白を削除して,ゴミを消して,などとやっていると,時間ばかりかかってやる気をなくす。「画面で読めるだけでよい」と思えば,そういう複雑な作業は不要である。もちろん,元データがそのまま電子的に(ワープロソフトの出力ファイルなどの形式で)入手できれば,そうするに越したことはないのであるから,画像としてスキャンするのは,元データが紙で手元に届いた場合に対してである。もともと紙の上にあった情報に対して,余分なタグ情報を付与する必要などないのである。
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電子化の話(その2)

ところで,電子化を推進しているのは何も私だけではなくて,世の中すべてそうである。私が関係しているたいていの学会では,過去の出版物(学会誌や論文誌)をすべて電子化するという事業が進行中あるいはすでに完了しているし,国際会議で予稿集がCD-ROMあるいはDVD-ROMで配られるのはもはや常識である。そういう風にまとめられている,あるいは配布されるCD-ROMの類は,ひょっとしたら二度と見ないかもしれないようなものでも極力入手しておくのがよい。紙媒体で同じことをやろうとすると,広大な保管スペースを要求されるが,CD-ROMならば僅か直径12センチである。

さて,学会の世界はあまり一般的でないので,もっと一般的な話から始めよう。家電製品などの「マニュアル」である。何でもよいが,たとえばパソコン,ビデオデッキ,デジタルカメラ,携帯電話,エアコン,冷蔵庫,自家用車などを買うと,けっこうな厚さのマニュアルが付いてくる。さすがに最近は以前のように「マニュアルセット」という箱が添付されることは少なくなったが,それでも厚さ1センチ近いマニュアルの付いてくる製品は多い。

マニュアルというのは,製品を購入した直後にパラパラと(性格によっては丁寧に)読んだ後は,滅多に開くことがないのだが,だからといってすぐに捨ててしまえるものでもない。いつか特殊な機能について知りたいかもしれないし,動かなくなったときに対処法を調べなければならないから,大事に保管しておくのが普通だろう。厚みのあるマニュアルは,本のようなので,つい本棚に並べてしまう。そうしていつの間にか幅30センチほどもマニュアルが並んでいるコーナーができる。これはスペースの無駄だし,見栄えも決して綺麗ではない。

よくしたもので,最近は非常に多くのメーカで,PDF化されたマニュアルをWebに載せてくれてある。製品に同梱されているものとまったく同じマニュアルのPDFファイルが,Webページ上を探すと見つかることがけっこうある。私が愛用している製品の多いS社やI社などの場合は,現在発売されている製品のマニュアルはすべてWebに載っている。マニュアルに限らず,製品カタログやパンフレットでさえ,紙媒体と同じ内容のPDFが公開されているのである。

本の場合は,たとえ二度と読まないにしても,「物体としての書物」を持っている意義もあるので(実は,こういう「物に対する情」が,電子化を難しくする理由の1つであるのだが,そういう話はまたいずれ),簡単に捨ててしまえないのだが,所詮は質素な装丁のマニュアル,同じものが電子ファイルで入手できるならば,購入直後にパラパラと見た後は,PDFファイルをダウンロードして保存した上で捨ててしまって何ら困らない。(いつでもネットワークに繋がるのなら,ダウンロードする必要もないかもしれない。私は性格的に「常に手元に置いておきたい」ので,現状ではローカルのハードディスクに保管している。)

メーカによっては,こういうことに優れたセンスの社員がいるのか,現在発売している製品に限らず,過去の(すでに生産完了した)製品のマニュアルも,PDFでWebに載せているところがある。私の手元には,そうして集めたPDFマニュアルがすでにCD-ROM2枚分ほどある(実際はCDにはしていないが)。これをすべて紙で保管していたら,幅1メートルくらいになるに違いないので,この「電子化効果」は抜群である。でしょ?
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2006年01月06日

電子化の話(その1)

今年の常設テーマは「電子化」にしよう。

ここ数年,いや数十年,情報の電子化ということに人並みならぬ関心がある。最近,某学会の電子化担当委員に指名されたのも,私がそういう空気を発していると感じられたからにちがいない。

たとえばである。あなたの机の上に山積みになっている雑多な書類を,すべてPDFファイルにしてしまえば,おそらくCD-ROM 1枚程度に充分収まるだろう。たとえ手書きの文書でも,スキャナで画像化してしまえば電子化は簡単にできる。いまやコンピュータの記憶容量は,よほど高画質な動画像を大量に保存でもしない限り,我々の需要に対しては無限大に近いから,「置き場所」の心配をする必要はないに等しい。

もちろん,ひとたび電子化してしまえば,紙などの媒体を廃棄するのに比べていとも簡単に抹消できる(誤って抹消し得る)ので,大量の電子化データを安全に保存・管理するにはどうすればよいか,という問題が発生するが,それは別途並行して考えることにして,とりあえずは実体として保存する必要のない情報は電子化するに限る。

そういう思想で,ここ数年,紙媒体の情報すなわち雑多な書類を極力こまめに電子化するよう心がけてきた。本当は,1か月くらいそれだけに費やせる時間が作れれば,自分の周囲に積もった過去のすべての情報を完璧に電子化できるのだろうが,残念ながらそういう時間はまだない。というか永遠にないだろう。それは夢のまた夢として,現実的に可能な範囲で徐々に進めているのに過ぎないのだが,それでも数年も続ければばかなりの情報が電子化できるものである。

完全な電子化はまだ成し遂げていないが(永久に成し遂げることはないだろうが),最近になってようやく,過去数年の「電子化効果」が目に見えるようになりつつある。以前は,仕事場の机の上には少なからず書類の「山」があったのが,このところほとんど「山」を作らずに済むようになった。それに伴って,必要な書類を「探す」時間が大幅に減った。それだけのことで,仕事の効率がかなり上がったと言っても過言ではない。

僅かの努力で仕事の効率が大幅に上がるのならば,そのための諸々の秘策を多くの人に伝授したくなるのは当然かもしれぬが,マニュアル化しようとしても「ノウハウ」の固まりに過ぎないのでひと言で説明できるものでもない。そういうわけで,私が実践している様々な「電子化」技術やその周辺の技術(たとえば電子化したファイルの管理方法だとかバックアップ方法だとか)を少しずつ披露してみようと思う。1年くらいやれば,「情報電子化の基礎技術」が出版できるにちがいない。
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2005年10月15日

容量

そういえば,初めて買ったハードディスクの容量は,確か20MBだったなぁ。5万円くらいして,秋葉原に何度も通って悩みに悩んだ挙句手にしたときの喜びはつい昨日のことのようだ。なんとフロッピーディスク20枚分も入るんだよ。

ZIPの1枚100MBにも当時は驚愕したし,書き込めるCD-Rが出現したときも驚愕した。初めてDVD-Rドライブを手に入れたときは,それまでに蓄えていた大量のCD-Rが一気に10分の1くらいに減ってこれまた驚愕した。

あれよあれよという間に一気に容量は増えて,昨日RAID用に買ったドライブは300GBである。ついでに買ったポータブルHDDは,Yシャツのポケットに入る名刺サイズで40GB。1年ほど前まで持ち歩いていたノートPCの内蔵ディスクの倍の容量である。恐ろしい時代だ。

…とここに書いておくと,十数年後にこの記事を見返したときにどう思うか楽しみではある。ちなみに容量は数万倍になっても情報量もそれに匹敵するほど増えたので要領はあまり変わらず。
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2005年10月14日

零度

一昨日,仕事場でメインに使っているWindows PCが壊れた。ずっと何の問題もなく使っていたのだが,一昨日の午後,ある学生がやってきてあることを尋ねた。あぁそれならどっかのWebサイトに載ってたなと思い,親切にも調べてやろうとブラウザを起動した途端にフリーズ。昔はよくあったが,最近はまず滅多にフリーズなどしない。無論その学生に非はないのだが,まるでそいつに壊されたような気分。

フリーズしただけなので,強制終了して再起動したら問題なく立ち上がる,つもりだったのが,起動できない。セーフモードでも起動せず。回復コンソールを使うもディスクを特殊なRAID構成にしていたためかCドライブが読めない。半日ほど時間を無駄にしていろいろ試みるも不能。

けっきょくCドライブを諦めることにして,購入時に作った「リカバリディスク」で「Cドライブのみリカバリ」を選ぶ。「この操作を実行するとCドライブのファイルはすべて削除されます。その他のドライブのファイルは保存されます。よろしいですか?」分かったよ,くそっ,「Yes」。「ファイルシステムエラー。Cドライブのみリカバリ,は選択できません。」ナニ? がーん。選択肢が1つだけになった。「お買い上げ時の状態に戻す。この操作を実行するとCドライブとDドライブのファイルはすべて削除されます。よろしいですか?」 お前,さっき他のドライブは保存されるって言っただろうが。

幸い,ファイルシステムは日常的にバックアップを取っているので,そういう意味ではさほど大きな痛手を被らずに済んだのだが,お買い上げ時の状態に戻されてしまうというのは新しいPCを買ったのと同然である。これも幸い,日常的にPCの管理記録はこまめに残しているので,それをトレースすれば何とか原状復帰は可能なのだが,ひと通りのアプリケーションのインストールやら設定やらにさらに半日費やす羽目になった。

とほとほ懲りたので,昨日,出勤途上のPCショップで外付けの巨大容量ディスクを購入。ミラーリング設定をするのにさらに半日。この2日でずいぶんWindowsとRAIDに詳しくなった気がする。
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2005年07月06日

プロ仕様

こんなものを導入してみた。

HHKB

1年ほど前に新聞で紹介されたのでけっこう有名なのかもしれないが,当時は「ふふん」と思った程度で,まさか自分が使うことになるとは思いもしなかった。

最近更新したノートPCで,キーボードに英語配列が選択できるという秀逸極まりないオプションがあり,それを機に身の回りのキーボードをすべて英語配列に統一しようと思い立ったのが事の発端である。もちろんソフトウェア的に配列を入れ換えれば済む話なので,丸ごと交換する必要などないのだが,このキーボード(無刻印モデルという意味ではなくこれの元になっているモデル)の開発者のW先生には某学会の編集委員会でお世話になったという因縁があるのと,机の上が広くなりそうなのとで,それならば使いもしないカナ配列用の刻印など不要と思ったついでに,アルファベットも不要と思った次第。

まだ使い始めて数日だが,すっきりして実に快適である。もしかしたら無刻印のほうが無駄な視線の動きがなくなり入力が速いかもしれない。
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2005年01月20日

電卓

電卓とパソコンとでは,明らかにパソコンのほうが高性能である。しかし,ちょっとした計算,たとえば386×512などという計算をする場合,目の前にパソコンと電卓があれば電卓を使うだろう。パソコンでも,たとえば「電卓」というアプリケーションを起動して計算できるし,UNIXのbcコマンドでも計算できるが,起動する手間や入力時の操作性を考えると,電卓のほうが圧倒的に効率がよい。そういうわけで,パソコンを前にしてわざわざ電卓を取り出して計算をし,その結果を改めてパソコンのキーボードから入力する,などという,考えてみればとっても非合理な作業を時々行っていた。

ところが,最近になって,便利な道具を手に入れた。それはUSB接続の電卓。普通の電卓にUSBポートがついており,計算結果をPCに送ったり,PCのテンキー(数字入力用キー)の代わりに使えるというものである。たとえば,先ほどのような386×512などという計算をする必要がある場合,電卓で計算をして「送信」というボタンを押すとPCに入力できる。それだけのものだが,これが非常にとってもかなり便利である。

かくして,これまで少なくとも10年くらいのあいだ仕事場のパソコンの横に(文字通り座右に)鎮座していた Texas Instruments 製の剛体電卓は引退してしまった。
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