2005年11月08日

ラプソディ

学生の卒論で,音楽の音符遷移を統計モデル化するというのをやらせているが,私は私でフランツ・リストの「ハンガリー狂詩曲集」の音符遷移を自分の指先で研究中。ピアノ音楽史上最も異彩を放っていると言われるリストの中でもとりわけ異彩を放っているのがこの曲集であり,これの2番や6番や12番が弾けることは,ヴィルトゥオーゾと呼ばれる条件と言ってもいいだろう。

どこでもよいが,たとえば第6番の40小節目,嬰ハ長調のプレストに入る直前の,私の指使いで言えば 31324132413252314231423142314231..... の上昇→下降→急上昇の部分とか,第12番の「フリスカ」に入る直前の 432143214321432143214321..... 部分などは研究に値する。(後者を 4321 で弾くのはもしかしたら邪道かも。)

ところでこの曲集,15曲のどれをとってもそれなりに名曲だと思うし,それ以上にこの狂ったような音符遷移は,少なくともプロのピアニストたちが無視し得えないようにも思うのだが,異彩過ぎるのか,あるいは本当に難しいからか,難しいわりに評価されにくいからか,全曲の録音というのは僅かしかない。

おそらく最もよく知られているのは1950年代のジョルジュ・シフラ盤と思われるが,これにはところどころ「怪しい」箇所がある。音が不自然に不連続で,どうもテープを切り貼りしたように聞こえるのである。真相を知りたくてWeb検索してみたが分からなかった。
posted by gecky at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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