2006年01月06日

電子化の話(その1)

今年の常設テーマは「電子化」にしよう。

ここ数年,いや数十年,情報の電子化ということに人並みならぬ関心がある。最近,某学会の電子化担当委員に指名されたのも,私がそういう空気を発していると感じられたからにちがいない。

たとえばである。あなたの机の上に山積みになっている雑多な書類を,すべてPDFファイルにしてしまえば,おそらくCD-ROM 1枚程度に充分収まるだろう。たとえ手書きの文書でも,スキャナで画像化してしまえば電子化は簡単にできる。いまやコンピュータの記憶容量は,よほど高画質な動画像を大量に保存でもしない限り,我々の需要に対しては無限大に近いから,「置き場所」の心配をする必要はないに等しい。

もちろん,ひとたび電子化してしまえば,紙などの媒体を廃棄するのに比べていとも簡単に抹消できる(誤って抹消し得る)ので,大量の電子化データを安全に保存・管理するにはどうすればよいか,という問題が発生するが,それは別途並行して考えることにして,とりあえずは実体として保存する必要のない情報は電子化するに限る。

そういう思想で,ここ数年,紙媒体の情報すなわち雑多な書類を極力こまめに電子化するよう心がけてきた。本当は,1か月くらいそれだけに費やせる時間が作れれば,自分の周囲に積もった過去のすべての情報を完璧に電子化できるのだろうが,残念ながらそういう時間はまだない。というか永遠にないだろう。それは夢のまた夢として,現実的に可能な範囲で徐々に進めているのに過ぎないのだが,それでも数年も続ければばかなりの情報が電子化できるものである。

完全な電子化はまだ成し遂げていないが(永久に成し遂げることはないだろうが),最近になってようやく,過去数年の「電子化効果」が目に見えるようになりつつある。以前は,仕事場の机の上には少なからず書類の「山」があったのが,このところほとんど「山」を作らずに済むようになった。それに伴って,必要な書類を「探す」時間が大幅に減った。それだけのことで,仕事の効率がかなり上がったと言っても過言ではない。

僅かの努力で仕事の効率が大幅に上がるのならば,そのための諸々の秘策を多くの人に伝授したくなるのは当然かもしれぬが,マニュアル化しようとしても「ノウハウ」の固まりに過ぎないのでひと言で説明できるものでもない。そういうわけで,私が実践している様々な「電子化」技術やその周辺の技術(たとえば電子化したファイルの管理方法だとかバックアップ方法だとか)を少しずつ披露してみようと思う。1年くらいやれば,「情報電子化の基礎技術」が出版できるにちがいない。
posted by gecky at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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