2008年12月29日

繊月

みてパパ,おそらに「ノ」ってかいてあるよ。

moon12.jpg
posted by gecky at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月26日

根無しエレベータ

技術的には何ら不自然ではないのだが,こういうエレベータはあまり見かけない。八重洲ブックセンターにある2基のうちの1基で,4階と8階を結ぶ。つまり1階からは乗れない。

ybcev.jpg

1階から途中階止まりというやつはよく見かける。我がオフィスビルのエレベータも,6基のうち2基が20階まで行かず19階止まりである。しかし,1階からは乗れないというのは,根無し草というか,晩年の下津井電鉄(起点が他の路線に接していなかった)を連想する。ビルのスペースの都合なのか,何か深いわけがあるのか。

そういえば,東京タワーの特別展望台に行くエレベータには1階(地面)からは乗れず,大展望台で乗り換える仕組みになっていたな。
posted by gecky at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月22日

同音連打

別ブログに分離しようと考えつつもとりあえずこちらに。

同じ音を続けて速く連打する場合がある。たとえばこんなの:

lhr2c.jpg

この楽譜によると,最初の小節の右手C音(嬰ハ短調なのでCis音だが)6連打を 4-3-2-1-4-3 のように弾けと指示してある。同じ音だから同じ指で弾けば良さそうなものだが,低速ならともかくある程度以上の速度になると同じ指での連打というのは限界があるので,同じ鍵盤を異なる指で連打する,つまり音階を弾くときのように指を使って同じ鍵盤を叩くのである。

この技術は,一般のピアノ弾きにとっては常識であり,プロのピアニストもたいていそのようにするのであるが,絶対に必須ではないというか,指さえ鍛えておけば,むしろ同じ指で同音連打するのはいけないことではない。その証拠に,かのショパンが残した資料(というかおそらくは弟子に伝えたのであろう演奏技法)の中に「ある程度の速さまでは,同じ音の連打のときに指を変えてはいけない」と書かれているのだ。

「ある程度の速さ」がどのくらいかは大いなる謎で,上に載せた楽譜(リストのハンガリー狂詩曲第2番の中間付近)の箇所は,それ以上の速さに該当するのかもしれないが,少なくとも物理的に無理でなければ同音連打に同じ指を使うというのは,余分な揺れが生じないので極めて理に叶う。

というわけで,とある事情により現在20年ぶりに復活練習中の「ラ・カンパネッラ」と「ハンガリー狂詩曲第2・6・12番」に出現する同音連打パートについて,指を変えずに弾けるよう挑戦中。

で,人差し指や中指で同音連打をしているときの感覚はあれだ。

ゲームのコントローラのボタンを高速連打して敵を倒したりするのに極めて近い。ああいうゲームが得意な人は,超高速で理想的なリストが弾けるのかもしれない。
posted by gecky at 23:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月12日

ロックアウト

共同研究のためたびたび出入りしている某オフィス。今日は打ち合わせが少々長引き,21時すぎにフロアを出た。すでに業務時間が終了したようで,エレベータのボタンを押してもランプが付かない。気付いたスタッフが走ってきてカギを操作してくれる。礼を言い,1階まで下りてから外に出る。少し寒いが,ずっと暖かい室内にいたのでむしろ冷たい空気が心地よい。最寄り駅の改札の手前まで来て,Suicaが入っているはずのポケットに手を入れたとき,あ,しまった,コート忘れてきた。

幸い,駅からは大した距離ではない。某オフィスのあるビルまで戻り,すでに電気の消えた1階ロビーに再び入る。少々嫌な予感がしつつもエレベータに乗り込んで目的階のボタンを押すと,案の定「この階には止まりません」と音声が流れる。さっき下りてくるときもわざわざカギを操作してくれたもんな,時間外は止まらない仕掛けらしい。

やむなく,一旦エレベータを下りて携帯から某オフィスに電話をかける。ところが,

「はい。こちらは○○です。本日の業務は終了いたしました。明日は午前×時から…」

と自動応答のメッセージが流れる。うーむ。まだスタッフが中に何人かいることは確かなのだが,エレベータは止まらないし電話には出てくれない。非常階段の出入口らしき扉を発見するも,外からは開かない。うーむ,弱った。ビルの1階に居ながら中に入れないとは…

どうにか中に連絡する方法は,としばし考えた結果,スタッフの1人の携帯番号をだいぶ前にメールで教えてもらったことを思い出した。暗闇の中,カバンからノートPCを取り出し,立ったまま昔のメールを探す。うーん,あれはいつ頃のメールだったかなぁ,と必死に探していたとき,突然エレベータのドアが開きその当人が出てくる。

「あら,先生どうなさったんですか?」
「・・・」

つい先刻丁寧に別れの挨拶をして出てきただけに,なんだか恥ずかし。

「このビル,すごくセキュリティしっかりしてますね。泥棒に入るのは大変でしょうね。」
「???」
posted by gecky at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月05日

解体中

bldg2.jpg

下界では旧校舎の解体中。この跡地に2つめの高層校舎が建てられる予定。
posted by gecky at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月02日

運指

以下のような話を何とか工学の土俵に載せようと奮闘している学生も私の研究室にいるようだが,マニアックになればなるほど深みにはまっていき夜も眠れない。

たとえば,最近少々はまりかけている作曲家,フランツ・リストの超有名かつ超難曲に「ラ・カンパネッラ」というのがある。正確には「パガニーニによる大練習曲」の第3番。これを初めて練習したのはもう20年ほど前だが,未だに完璧に弾きこなすのには程遠く,なんとかすべての音符を叩くことができるかどうか,その主たる理由はこれだ。

llc1.jpg

2小節目の2〜4音目は,見ての通り2オクターヴ離れている。これを右手だけで高速で弾くわけだから,いくら手が大きくても(ちなみにリストの手はC音から1オクターヴ以上上のA音まで届いたらしい)かなりアクロバティックな指のジャンプを行わざるを得ない。

実は,上の部分は左手がおとなしいのでまだ易しい。曲が進むとたとえばここ:

llc2.jpg

2オクターヴに近いジャンプを両手で同時にやる必要がある。まぁここも練習を重ねればどうにか弾けるようにはなるのだが,音を外すリスクが高いところは,どうにかしてその危険性を少しでも小さくできないかと考える。その結果,たとえばこんな技を思い付く。

上の譜例の2小節目,赤い○を付けた右手の第2音(F#)は,同時に弾く左手のD#音に近い。したがって,F#を右手で弾かずに左手でD#と同時に弾けば,右手はD#→D#の1オクターヴ下降だけで済む。この曲に限らず,リストの楽譜と格闘しているとそういうケースがけっこう見つかり,実践してみるとそれなりに弾きやすい。

でもこういう「技」は,一般には「邪道」である。プロのピアニストは絶対にやらない。最近,DVDなどで演奏の指元が見られる映像が入手しやすくなったので,果たして同じようなことをしているピアニストはいないものかと注意して見ているのだが,いない。下手に逆の手を介入させると,音の大きさや音符のつながりのバランスが崩れ,ぎこちない響きになってしまうからだろう。オートマ車で,アクセルペダルを右足で,ブレーキペダルを左足で踏むようなものかもしれない。

ちなみに,この「ラ・カンパネッラ」という曲,聴くのと弾くのとではだいぶ印象が違う。そういう曲は他にも多いのではあるが,たとえばこの部分:

llc3.jpg

相当に難しそうに聞こえるのであるが,弾くのは意外に簡単である。逆に,ここなど:

llc5.jpg

は,さほど難しくなさそうに聞こえるのだが,実は難しい。ここも運指を少し工夫すると弾きやすくなるのだが,やはり邪道らしくそういう指示のされている楽譜は見たことがない。

というわけで,運指を研究すればするほど,作曲者すら意図しなかった(というか作曲者がヴィルトゥオーゾならば,そんな努力は不要か)弾き方が発見されて楽しい。こういうの,自動的に見つけて楽譜上にマークしていってくれるプログラムが作れないものかな,と思ったので忘れないうちに記録しておく。誰か卒論のテーマでやってくれないかな。
posted by gecky at 23:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。