2008年02月28日

いーたっくす

2年前にこんなことを書いた。最後に,来年こそは,と書いてあるが,すでに再来年になった。

インターネット上で税金の申告ができるようになったのはだいぶ前のことだが,一般個人ではほとんど使う人がいなかったと見えて,今年になって国税庁は大胆な普及作戦に出た。e-Tax すなわち国税電子申告納税システムを使えば,税額5000円控除,である。所得に対する課税額を5000円控除,ではなく,税額そのものを5000円控除。要するに,源泉徴収されている場合,電子申告すれば5000円返ってくるのだ。(ちなみにその「電子証明書等特別控除」は,今年と来年のいずれか1年分に限る,という期間限定。)

5000円のため,というわけでもないが,2年前からいずれは試そうと思い続けていた e-Tax に今年ようやく挑戦。Web上の説明書きを読むだけで,恐ろしく七面倒であろうことが予想されたが,実際,恐ろしく七面倒であった。以下がその奮闘の記録。

まず必要な道具の準備。PCはインターネットにつながればOK。Javaアプレットを使うのでJREの最新版をインストールしておく。これにICカードリーダを購入。FeliCaが読めるカードリーダ内蔵のPCなら既に持っているのだが,「公的個人認証対応ICカードリーダ」でなければならない,とWebに書いてある。何が違うのかよく分からないが,調べてみたら1台3000円程度なのでオンラインショッピングで発注。翌日に届く。

次に,電子証明書を取得するため,市役所に行ってICチップ付き住基カード(住民基本台帳カード)を申請。これは,世間を賑わせた住基ネット導入直後に作ってみようかと思ったまま作っていなかった。地元の市役所の専用窓口には「現在,住基カードの申請者が非常に多いため,長くお待ちいただく場合があります」などと書かれていたが,その掲示に反して他の申請者は1人もいない。もしかして,この掲示も国税庁の普及促進活動の一環?

住基カードは,顔写真付きと顔写真なしが選べる。発行手数料はどちらも500円で,有効期限は10年。写真付きにすると,運転免許証などと同等の公的証明効力を持つというので,そちらにしてみる。顔写真はその場で無料で撮ってもらえた。

これに電子証明書情報を書き込んでもらう。窓口のキーボードでパスワードを設定。いずれは,運転免許証やパスポートなどの公的証明書もICカード化されて,そこにも電子証明書を書き込めるようになるのだろうが(あれ? 運転免許証はもうICチップ内蔵だっけ?)いまのところ e-Tax を使うには住基カードを申請する必要があるようだ。電子証明書の有効期限は,内容に変更がなければ3年。発行手数料500円。証明書自体はICカード内に情報として書き込まれるだけなので,その「写し」を紙面でもらう。この辺りからして,情報処理の知識が十分にないと容易には理解できなさそうである。「公的個人認証サービス利用者クライアントソフトウエア」のCD-ROMももらう。

結局,初期投資額として3000+500+500=4000円。特別控除額5000円のほとんどはこれで消えるのか。なぁんだ。

さて,これらの準備をして,いよいよ申告。と思ったが,その前にやること多すぎ。

役所でもらってきた「クライアントソフトウエア」をインストールし,ICカードリーダに差し込んだ住基カード内の情報がちゃんと取り出せるかとその有効性を確認する。

次に,所轄の税務署に「開始届出書」を提出。これもオンラインで即座にできる。ルート証明書をインストールし,開始届出書にいろいろと個人情報を記入してこれを送信すると,即時に通知書が届く。これをもとに利用者識別番号を照会する。この番号が今後の手続きに必要。

さらに,初期登録として,利用者情報の入力,電子証明書の登録,納税用確認番号の入力などを行う。e-Tax システムにログインし,ちゃんと初期登録が行えているかを確認すると,ようやく申告手続きに入れる。

所得税の確定申告書の作成手順は,従来のWeb上での入力方法(最後にPDFファイルが生成され,それをカラー印刷して税務署に提出できるやつ)とほぼ同様。一部,書類の提出を省略できる項目についてのみ,詳細情報の入力を求められる。ちなみに,源泉徴収票や各種保険料控除の証明書,医療費控除の添付書類(領収証など),その他いくつかの第三者機関発行の書類の提出が省略可能。領収証などをペタペタ貼ったり注釈を書き込んだりする手間がかからないのは断然楽だが,証拠を出さなくていいとなると,適当に書いちゃう人とかもいるんだろうな。いちおう,申告後3年間,証拠書類の提出を求める場合があります,となっており,緩やかに不正を防いでいる。

全ての項目を入力し,電子提出用データとして保存,そのファイルに印鑑代わりの電子署名を付与して送信すればめでたく完了。いろいろ試しながらやって所要約1時間だった。確定申告期間に限りシステムは24時間稼働しているので,深夜にも関わらず即時に受領通知が届いた。

しかし,これは来年また試行錯誤しなければならなさそうではある。うーむ。
posted by gecky at 23:40| Comment(1) | TrackBack(0) | 科学技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月26日

留守録

原因はよく分からないのだが,職場の電話でときどきこういうことがある。

留守録が残されているので再生ボタンを押すと,やおら呼び出し音が流れ始める。呼び出し音とは,どこかに電話を掛けたときの音である。やがて誰かが電話を取る。

「はい,もしもし」
(無言)
「もしもし」
(無言)
「もしもし,もしもし」
(無言)
(ガチャ)
ツーツー。○月○日○時○分です。以上で再生を終了します。

え,ちょっと待ってよ。

どうも,留守中にどこからか電話がかかり,留守録応答モードになった状態で自動的にどこか他の番号に転送されてしまい,その転送先で誰かが電話に出ると上のような状態になってしまうらしいのだが,不気味なことこの上ない。特に今日の録音のように「もしもし」の声の主に何となく心当たりがある場合は。

内線の交換機のバグなのかも。
posted by gecky at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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